キーワードの選択と選択解除を使用して列を制御する
検索とダッシュボードでは、select キーワードと unselect キーワードを使用して、検索の [結果] タブの [イベント] テーブルと、ダッシュボード ウィジェット内のテーブルに表示される列をカスタマイズできます。
デフォルトの列は [タイムスタンプ] と [イベント] で、常に表示されます。select キーワードと unselect キーワードは、それぞれ [イベント] 列の横に列を追加または削除します。
select: 指定された列を Events テーブルに追加します。unselect: Events テーブルから指定された列を削除します。
これらのキーワードは、イベントの表示方法のみを変更します。
使用例
このセクションの例では、検索クエリで select キーワードと unselect キーワードを使用する一般的な構文を示します。
たとえば、次のクエリは alex-laptop に関連付けられたイベントを検索し、security_result.about.email を Events テーブルの列として追加します。
principal.hostname = "alex-laptop"
limit: 10
select: security_result.about.email
複数列の例
Events テーブルには、最初の列(Timestamp 列と Event 列の後)として target.asset.hostname が含まれています。
たとえば、複数の列を追加できます。
principal.hostname = "alex-laptop"
limit: 10
select: network.sent_bytes, security_result.about.email
結果変数の例
select キーワードで変数を使用できます。次の例では、$seconds を metadata.event_timestamp.seconds 統合データモデル(UDM)フィールド値に等しい結果変数として宣言しています。select キーワードを使用して指定すると、Seconds 値が列の 1 つとして表示されます。
principal.hostname = "alex-laptop"
outcome:
$seconds = metadata.event_timestamp.seconds
limit: 10
select: $seconds, security_result.about.email
集計とイベントの例
select セクションと unselect セクションは相互に排他的であり、ユーザーは結果変数、一致変数、イベント フィールド、エンティティ フィールドを含めたり除外したりできます。
すべての UDM 検索は、単一イベント検索または集計検索(イベント統計とも呼ばれます)のいずれかです。集計検索では、match キーワードを指定するか、出力で集計関数(sum や count など)を使用します。
単一イベントの検索
この例では、metadata.event_timestamp の列を追加します。
events:
principal.hostname = "alex-laptop"
metadata.event_type = "NETWORK_CONNECTION"
select:
metadata.event_timestamp
集約検索
この例では、$hostname と $count_id を表す列が Events テーブルに追加されます。
events:
$e.metadata.event_type != "RESOURCE_CREATION"
$e.principal.hostname = $hostname
$id = $e.network.session_id
match:
$hostname over 1h
outcome:
$count_hostname = count($hostname)
$count_id = count($id)
unselect:
$count_hostname
さらにサポートが必要な場合 コミュニティ メンバーや Google SecOps のプロフェッショナルから回答を得ることができます。