自動再試行でハンドブックの復元力を高める
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このドキュメントでは、ネットワークの停止や API のレート制限などの一時的な問題により、ハンドブックの自動化されたアクションが失敗することがある理由について説明します。ハンドブックの復元性を高めるには、このようなエラーが発生した場合に自動的に再試行するように個々のアクションを構成します。
アクションの再試行は、ネットワークの問題、API のレート制限、サービスの利用不可など、一時的な障害からプレイブックを復元するのに役立ちます。これらの再試行は、拡充、封じ込め、通知などの標準のハンドブック アクションに適用されます。
タイムアウトしたアクションは再試行されません。また、フロー制御アクション(条件やプレイブック ブロックなど)にも適用されません。これらのアクションは同じように失敗するように設計されていないためです。
アクションの再試行を構成する
アクションの再試行を構成する手順は次のとおりです。
- プレイブック デザイナーで関連するアクションをダブルクリックします。
- サイドバーで [設定] タブをクリックし、[失敗時に再試行] 切り替えをオンにします。
- 次のパラメータを指定します。
- 再試行回数: アクションが失敗した場合に再実行を試行する回数を入力します。
- 再試行間の遅延: 各再試行の間隔を秒、分、時間で定義します。
- [ステップが失敗した場合] セクションで、すべての再試行が失敗して最終的にアクションが失敗した場合に、次のいずれかのオプションを選択します。
- Stop playbook: Playbook の実行が停止します。
- ステップをスキップ: プレイブックは次のステップに進みます。
- [保存] をクリックします。
プレイブックの実行中に再試行がどのように表示されるか
再試行を含むプレイブック ステップが実行されると、再試行の進行状況を示す特定のステータスとメッセージが表示されます。
- 再試行が構成されているアクションが失敗すると、次の試行の前に、[Playbooks] タブのステータスが一時的に [Waiting for next retry] に変わります。
- 1 回以上の再試行後にアクションが成功した場合、[プレイブック] タブの最終ステータスには、再試行回数とともに成功が示されます(例: [2 回の再試行後に完了])。
- すべての再試行が失敗した場合、アクションの最終ステータスは失敗を示し、再試行回数も示します(例: Failed after 3 retries)。
- 再試行に関する関連情報は、ケースウォールにも表示されます。
さらにサポートが必要な場合 コミュニティ メンバーや Google SecOps のプロフェッショナルから回答を得ることができます。