セルフサービス Explore の作成

セルフサービス Explore 機能を使用すると、Looker に CSV、XLS、XLSX ファイルをアップロードし、LookML モデルを構成したり Git バージョン管理を設定したりすることなく、Looker Explore でデータをクエリして可視化できます。データをアップロードすると、Looker は、Looker 管理者が指定した BigQuery データベースにデータを書き込んで、データを保持します。

始める前に

セルフサービス探索を使用するには、次のものが必要です。

ファイルの要件

パソコン上のファイルからセルフサービス探索を作成するには、ファイルが次の要件を満たしている必要があります。

  • ファイルのサイズは 100 MB 以下である必要があります。
  • ファイルは、カンマ区切り値テキスト ファイル(CSV)または Excel ファイル(XLS または XLSX)である必要があります。
  • CSV ファイルの場合、CSV ファイルの最初のデータ行には、ファイルの列名が含まれている必要があります。
  • Excel ファイルの場合、アップロードするデータは Excel ファイルの最初のワークシートに存在している必要があります。Looker は最初のワークシートのみをアップロードします。

データをアップロードしてセルフサービス Explore を作成する

パソコンのデータファイルからセルフサービス探索を作成する手順は次のとおりです。

  1. Looker のメイン ナビゲーション メニューで、[作成] ボタンをクリックします。
  2. プルダウン メニューから [データ アップロード] を選択します。この操作により、[データのアップロード] ダイアログが開きます。
  3. [データのアップロード] ダイアログで、[データを選択] ボタンをクリックしてデータファイルに移動し、選択します。(または、ファイルを [データのアップロード] ダイアログにドラッグすることもできます)。
  4. [アップロード] をクリックします。

[アップロード] をクリックすると、Looker はファイルをアップロードして、ファイル内のデータを分析します。データファイル内の各フィールドについて、Looker はデータ型を自動的に検出し、そのデータ型に適切な形式を適用します。Looker では、各フィールドに名前とラベルも適用されます。

Looker がファイルをアップロードしてデータを分析すると、Looker はデータの LookML モデルを作成し、データを BigQuery データベースにアップロードします。モデルの準備が整うと、Looker に [セルフサービス探索の編集] ページが表示されます。

データをアップロードすると、次のことができます。

セルフサービス Explore を開く

セルフサービス Explore は、次の 2 つの方法で開くことができます。

  • Looker の [Explore] メニューで、[セルフサービス Explore] セクションから Explore を選択します。
  • セルフサービス探索の [セルフサービス探索の編集] ページで、[データを探索] ボタンをクリックします。

セルフサービス Explore は、他の Looker Explore とほぼ同じ方法で使用できます。たとえば、次のタスクを実行できます。

セルフサービス Explore の編集

データファイルをアップロードしたら、[セルフサービス Explore を編集] ページで Explore のデータフィールドを編集し、ユーザー アクセスを管理できます。

[セルフサービス分析を編集] ページにアクセスするには、次の 2 つの方法があります。

  • データファイルを初めてアップロードすると、Looker でデータ アップロードの [セルフサービス Explore を編集] ページが自動的に表示されます。
  • それ以外の場合は、Looker の [Explore] メニューで、[セルフサービス Explore] セクションから Explore を選択します。[データ探索] ページで、[データ探索] のフィールド ピッカー パネルの下部にある [データ フィールドを編集] リンクをクリックします。

    [データ フィールドを編集] リンク([データ探索] ページ)。

[セルフサービス分析を編集] ページでは、次の操作を行うことができます。

Explore の名前を変更する

セルフサービス エクスプローラの名前を変更する手順は次のとおりです。

  1. [データ探索] ページで、[データ探索] のフィールド ピッカー パネルの下部にある [データ フィールドを編集] リンクをクリックします。
  2. [セルフサービス エクスプローラを編集] ページで、データ アップロードの名前をクリックし、新しい名前を入力します。
  3. Enter キーを押して名前を保存します。

セルフサービス Explore の新しい名前は、Explore を開いたときに [Explore] ウィンドウのタイトルとして、また Looker の [Explore] メニューの [セルフサービス Explore] セクションで使用されます([Explore] メニューで更新された名前を表示するには、ブラウザの更新が必要になる場合があります)。

データ フィールドを変更する

[セルフサービス探索を編集] ページの [データ フィールド] タブには、Looker がデータファイルから生成したフィールドが一覧表示されます。

生成されたフィールドは削除できません。非表示にすることのみ可能です。非表示にするには、[データ フィールド] 表のフィールドの歯車メニューから [非表示] を選択するか、フィールドの [編集] ボタンをクリックして [このフィールドを Explore とビジュアリゼーションで非表示にする] チェックボックスをオンにします。

セルフサービス Explore のフィールドを編集する手順は次のとおりです。

  1. [セルフサービス エクスプローラを編集] ページの [データ フィールド] タブで、[データ フィールド] テーブルのフィールドの行にある [編集] ボタンをクリックします。
  2. [編集] ダイアログでは、フィールドに対して次の操作を行えます。

    • デフォルト以外の形式オプションが必要な場合は、[形式] プルダウンから選択します。
    • [名前] フィールドの名前を編集します。この名前は、LookML でフィールドを識別するために使用されます。たとえば、セルフサービス Explore でフィールドを参照して新しいディメンションまたはメジャーを作成する場合などです。
    • [ラベル] フィールドでラベルを編集します。ラベルは、フィールド ピッカーとデータ探索ツールのデータテーブルに表示されます。
    • [+ 説明を追加] を選択して説明を追加するか、既存の説明を編集します。説明を使用すると、他のユーザーがフィールドについてのコンテキストや情報を得ることができます。説明は、フィールド ピッカーのフィールドのツールチップと、探索のデータ表に表示されます。
    • チェックボックスを使用して、Explore とビジュアリゼーションでフィールドの表示 / 非表示を切り替えます。
  3. 編集が完了したら、[保存] をクリックします。

ディメンションとメジャーを追加する

セルフサービス Explore 用に独自のディメンションとメジャーを作成できます。これらは、Explore の既存のフィールドまたは Looker 式に基づいて定義され、セルフサービス Explore のすべてのユーザーが引き続き使用できます。

セルフサービス エクスプローラにディメンションまたは指標を追加する手順は次のとおりです。

  1. [セルフサービス探索を編集] ページの [データ フィールド] タブで、[ディメンションを追加] または [指標を追加] ボタンをクリックします。
  2. [ディメンションの作成] ダイアログまたは [指標の作成] ダイアログで、[] ボックスに、Looker 関数と演算子を使用して、ディメンションまたは指標の値を計算する Looker 式を入力します。Looker 式の作成に関するドキュメント ページでは、Looker 式エディタでフィールド名が提案され、使用する関数の構文ヘルプが表示される仕組みについて説明しています。
  3. デフォルトの書式設定以外の書式設定オプションを使用するには、[形式] プルダウンで書式設定オプションを選択します。
  4. [名前] フィールドに名前を指定します。この名前は、LookML でフィールドを識別するために使用されます。たとえば、セルフサービス Explore でフィールドを参照して新しいディメンションまたはメジャーを作成する場合などです。
  5. [ラベル] フィールドにラベルを指定します。ラベルは、フィールド ピッカーとデータ探索ツールのデータテーブルに表示されます。
  6. 必要に応じて、[+ 説明を追加] を選択して、カスタム ディメンションに関する詳しいコンテキストおよび情報を他のユーザーに提供する説明を追加します。説明は、フィールドピッカーのフィールドのツールチップと、Explore のデータ表に表示されます。
  7. 必要に応じて、フィールドを非表示にする場合は、[このフィールドを Explore とビジュアリゼーションで非表示にする] チェックボックスをオンにします。
  8. [保存] をクリックします。

[セルフサービス探索を編集] ページで、作成したフィールドが [データ フィールド] テーブルの生成されたフィールドの下に表示されます。

セルフサービス Explore へのアクセスを管理する

セルフサービス探索を他の Looker ユーザーやユーザー グループと共有する手順は次のとおりです。

  1. [セルフサービス エクスプローラを編集] ページで、[ユーザー アクセス] タブをクリックし、[アクセスを共有] ボタンをクリックします。([セルフサービス分析を編集] ページの上部にあるその他メニューをクリックして、[アクセス権を共有] を選択することもできます)。
  2. [アクセス権を共有] ダイアログで、[ユーザーまたはグループ] フィールドをクリックし、プルダウン メニューから選択するか、ユーザー名またはグループ名の入力を開始してメニューをフィルタします。
  3. [アクセス権限] フィールドの値は [表示] のままにします。
  4. 必要に応じて、[追加] ボタンをクリックして、別のユーザーまたはグループにアクセス権を付与します。
  5. [共有] をクリックします。

[セルフサービス Explore を編集] ページの [ユーザー アクセス] タブに、アクセス権を付与した新しいユーザーまたはグループが表示されます。

セルフサービス Explore へのユーザーまたはグループのアクセス権を削除するには、[ユーザー アクセス] テーブルのユーザーまたはグループの行にある [ユーザーを削除] ボタンをクリックします。

セルフサービス Explore を認定する

セルフサービス Explore は LookML モデルに基づいていないため、そのデータは「管理されていない」と見なされます。データをアップロードすると、セルフサービス Explore の名前が [Explore] メニューと [Explore] ページに黄色の「未認定」バッジ とともに表示されます。このバッジは、データが認定されておらず、管理もされていないことを示します。

certify_content 権限がある場合は、探索に認定を追加して、他のユーザーにデータの信頼性を知らせることができます。

セルフサービス エクスプローラに認定資格を追加する手順は次のとおりです。

  1. Looker の [Explore] メニューで、[セルフサービス Explore] セクションから Explore を選択します。
  2. Explore の歯車アイコンをクリックし、[認定] を選択します。
  3. [このコンテンツを認定しますか?] ダイアログで、データの出所や、データが有効であることをどのように確認したかなど、データ探索に関するメモを入力します。
  4. [認定] をクリックします。

セルフサービス Explore を認定すると、[Explore] メニューと [Explore] ページの Explore 名の横に認定バッジ が表示されます。

詳細については、コンテンツの認定のドキュメント ページをご覧ください。

セルフサービス Explore の削除

次の手順で、ご自身でアップロードしたデータとその関連するセルフサービス エクスプローラを削除できます。

  1. Looker のメインの [Explore] メニューで、[セルフサービス Explore] セクションから Explore を選択します。
  2. データ探索のフィールド選択ツール パネルの下部にある [データ フィールドを編集] リンクをクリックします。

    [データ フィールドを編集] リンク([データ探索] ページ)。

  3. [セルフサービス探索の編集] ページで、その他メニューをクリックします。

  4. [データを削除] を選択します。

  5. 確認ダイアログで [Copy] をクリックします。

また、Looker 管理者は、次の手順で [セルフサービス分析] 管理ページから任意のユーザーのデータ アップロードを削除できます。

  1. Looker の [管理] メニューから [セルフサービス エクスプローラ] を選択します。
  2. [セルフサービス分析] ページの [データアップロード] テーブルで、データアップロードを見つけて、そのテーブル行の [削除] ボタンをクリックします。
  3. 確認ダイアログで [Copy] をクリックします。

次のステップ