コンテンツ認証を使用すると、信頼できるユーザーが Looker のダッシュボード、Look、セルフサービス Explore を認証して、コンテンツが手動レビューを受け、信頼できるものとして認証されたことを示すことができます。これにより、他のユーザーは信頼できるコンテンツを特定し、そのデータを意思決定に自信を持って使用できます。
コンテンツ認定を有効にする
Looker 管理者は、Looker インスタンスのタイプに応じて、次のいずれかの方法でコンテンツの認定を有効にできます。
(元の)Looker インスタンスを使用している場合は、コンテンツ認証へのアクセス Labs の切り替えを有効にして、コンテンツ認証を有効にします。
Looker(Google Cloud コア)インスタンスを使用している場合、コンテンツの認定はデフォルトで有効になっています。
認定コンテンツを特定する
コンテンツ認証が有効になっている場合、Looker はダッシュボード、Look、セルフサービス Explore の信頼レベルを 3 つ維持します。信頼レベルはバッジで示され、次のとおりです。
管理対象外(信頼できない): 「管理対象外」の警告バッジ
で示されます。これは、1 つ以上のセルフサービス Explore に基づいて構築されたセルフサービス Explore とダッシュボードのデフォルトの信頼レベルです。黄色のバッジにカーソルを合わせると、セルフサービス Explore のソースファイルの名前が表示されます。コンテンツが認定されると、「管理されていない」という警告バッジが削除され、信頼できるステータスが示されます。空の状態(標準): このコンテンツにはバッジが表示されません。これは、標準の LookML Explore で構築された未認定のダッシュボードと Look のデフォルトです。
認定済み(信頼性が高い): 「認定済み」バッジ
で示されます。このバッジは、コンテンツが手動で審査され、認定されたことを示します。緑色のバッジにカーソルを合わせると、認定者の名前、認定日時、認定者が保存したメモなどの認定メタデータが表示されます。次に例を示します。
次の表に、信頼シグナルの概要を示します。
| インジケーター | 認定後(信頼性が高い) | |
|---|---|---|
| 管理対象データ(LookML モデルに基づくダッシュボードと Look) | バッジなし | |
| 管理されていないデータ(セルフサービス Explore と、セルフサービス Explore に基づくダッシュボード) |
バッジは次の場所に表示されます。
Looker のホームページのタイルのコンテンツ タイトルの横:

フォルダビューのコンテンツ リストのコンテンツ タイトルの横:

検索結果のコンテンツ タイトルの横。
セルフサービス Explore の場合、Explore リストの Explore タイトルの横に次のアイコンが表示されます。

ダッシュボード、Look、セルフサービス Explore が表示されている場合、コンテンツ タイトルの横。
ダッシュボードと Look の詳細パネルで、認定者の名前、認定日時、認定者が保存したメモなどの認定メタデータを表示できます。
コンテンツの認定
コンテンツを認定する前に、そのコンテンツの正確性、一貫性、組織のデータ ガバナンス標準への準拠性を確認することを検討してください。認定コンテンツは信頼性が高く、十分に文書化されている必要があります。これにより、他のユーザーが認定コンテンツを理解し、信頼できるようになります。
このセクションには、次の情報が含まれています。
コンテンツの認定要件
コンテンツを認定するには、Looker 管理者であるか、certify_content 権限を持っている必要があります。
コンテンツの認定をリクエストする
コンテンツを認定する権限がない場合は、コンテンツを認定する権限を持つ組織内のユーザーに連絡して、コンテンツの認定を依頼してください。
ダッシュボード、Look、セルフサービス Explore の認定
コンテンツを認定する権限がある場合は、コンテンツのタイプに応じて次の方法でコンテンツを認定できます。
- ダッシュボードを認定するには、ダッシュボードのその他メニューから [認定] を選択します。
- Look を認定するには、Look の Explore アクションの歯車メニューから [認定] を選択します。
- セルフサービス Explore を認定するには、Explore アクションの歯車メニューから [認定] を選択します。
[認定] を選択すると、Looker に [このコンテンツを認定しますか?] ダイアログが表示されます。

コンテンツに関するメモを [メモ] 欄に入力し、[認定] をクリックします。メモは、ユーザーが緑色の認定バッジにカーソルを合わせたとき、ダッシュボードと Look の詳細パネルに表示されます。
認定の取り消し
ユーザーがコンテンツを大幅に編集すると、[認定済み] ステータスは自動的に取り消されます。変更を保存する前に、ユーザーに警告が表示されます。
認定者は、ダッシュボードのその他メニュー、Look のExplore アクションの歯車アイコン、セルフサービス Explore のExplore アクションの歯車アイコンから [認定を削除] を選択して、コンテンツの認定を取り消すこともできます。