このページでは、Google Kubernetes Engine(GKE)Standard モードの Windows Server コンテナの概要について説明します。クラスタの作成方法については、Windows Server ノードプールを使用したクラスタの作成をご覧ください。GKE Autopilot モードでは、Windows Server ノードイメージとコンテナは使用できません。
概要
Windows Server コンテナと Linux コンテナは同じクラスタ内で並列して実行できるため、両方のコンテナ プラットフォームを一元管理できます。Microsoft Hyper-V コンテナはサポートされていません。
ノードイメージ
Windows Server コンテナノード イメージは、Windows Server Long-Term Servicing Channel(LTSC)を使用して作成できます。1 つのクラスタで、異なる Windows Server バージョンを使用する複数の Windows Server ノードプールを使用できますが、各ノードプールで使用できる Windows Server のバージョンは 1 つのみです。これらのバージョンの 違いについては、Windows Server ノード イメージを選択するをご覧ください。
ストレージ
Windows Server コンテナでは、GKE が提供する多くのストレージ オプションを利用できます。Windows で GKE ストレージ オプションを使用する例については、ローカル SSD をご覧ください。
Windows Server コンテナを使用する場合は、StorageClass オブジェクトを作成し、そのオブジェクトの名前を PersistentVolumeClaim オブジェクトの storageClassName フィールドに指定する必要があります。これは、ext4 ファイル ストレージ タイプは Windows でサポートされていないためです。Compute Engine 永続ディスクを使用している場合は、ファイル ストレージ タイプとして NTFS 使用する必要があります。
Compute Engine の永続ディスクの CSI ドライバは Windows Server コンテナでも使用できます。詳細については、Compute Engine 永続ディスクの CSI ドライバを使用をご覧ください。
セキュリティ
Linux コンテナと同様に、Windows コンテナはプロセスとリソースの分離境界を備えています。Windows Server コンテナは、エンタープライズ マルチテナンシーで使用できます。ただし、Microsoft は Windows コンテナ エスケープの脆弱性を解決することを意図していないため、敵対的なマルチテナンシーのシナリオや、さまざまなリスクレベルが必要なシナリオで Windows ノードを使用することはおすすめしません。代わりに、アプリケーション チームや開発チームごとに、分離のために個別のクラスタと Google Cloudプロジェクトを用意してください。
制限事項
次の機能は Windows Server ノードプールではサポートされていません。
コンピューティングとノードの機能:
- Autopilot モード
- ノード自動プロビジョニング
- 第 3 世代より上のマシンシリーズ
- Z3 マシンシリーズ
- イメージ ストリーミング
- アルファ クラスタ
- GPUや TPU などのアクセラレータ
ネットワーキング機能:
- ノードあたりの最大 Pod 数をデフォルトの上限(110)よりも大きく設定する
- ノード内の可視化
- ノードローカル DNS キャッシュ
- ネットワーク ポリシー ロギング
- IP マスカレード エージェント。Windows ノードは外部宛先の IP マスカレードを実行しますが、エージェントは対象外です。
- IPv4/IPv6 デュアルスタック ネットワーキング。 IPv6 ネットワーキングは Windows ノードではサポートされていません。
- クラス E の IP アドレスのプライベート使用
- パブリック IP アドレスのプライベート使用
- GKE Dataplane V2 の完全な サポート。GKE Dataplane V2 を使用する Windows ノードは、参照ドキュメントに記載されている制限に加えて、ネットワーク ポリシーの適用に限定されます。
セキュリティ機能:
- Confidential GKE Node
- Linux 固有のセキュリティ機能(Seccomp、Apparmor、SELinux など)
Kubernetes の機能
- ホスト名前空間(hostNetwork、hostPID、hostIPC など)。これらは Windows オペレーティング システムではサポートされていません。
- Kubernetes
service.spec.sessionAffinity - 「Kubernetes の Windows コンテナ」ドキュメントの互換性と 制限事項 のセクションに記載されている機能
ストレージ機能:
- デフォルトの fstype(ext4)。バランス永続ディスクタイプで使用されます。詳細については、 StorageClasses をご覧ください。
- Filestore CSI ドライバ
- ローカル SSD(NVMe インターフェース搭載)をエフェメラル ストレージとして使用
オブザーバビリティ機能:
Microsoft の機能:
その他:
- Docker ベースの CloudSQL Auth Proxy
- Windows Server ノードプールのみでクラスタを作成することはできません。少なくとも 1 つの Linux ノードプールが必要です。
GKE クラスタで使用する他の Google Cloud プロダクトの具体的な制限については、そのプロダクトのドキュメントをご覧ください。
リソース
次のセクションでは、GKE の Windows Server コンテナに関連するリソースへのリンクを紹介します。
探索
GKE 上の Windows に関する情報を確認するには、次のリソースをご覧ください。
- GKE での Windows Server コンテナの実行のブログを読む。
- GKE 上の Windows Server コンテナの一般提供のブログを読む。
- Google Distributed Cloud での Windows Server のサポートのブログを読む。
- 以前の OS から Google Cloudへの移行のケーススタディを読む。
始める
開始に役立つ以下のリソースをご覧ください。
- GKE Enterprise GKE で Windows アプリをモダナイズして実行する方法の動画を見る。
- 移行、管理、モダナイズ: GKE と GKE Enterprise による Windows ワークロードの強化のウェブセミナーを見る。
- Google Cloud 上の新しい Microsoft と Windows の Google Cloud デモセンターのデモを試してみる。
- Windows Server ノードプールを使用してクラスタを作成する方法を学習する。
作成とデプロイ
アプリケーションの作成とデプロイに関するガイダンスについては、次のページをご覧ください。
- Windows Server アプリケーションをデプロイする
- ステートフル アプリケーションのデプロイ
- Windows Server マルチアーキテクチャ イメージのビルド
- Compute Engine 永続ディスクの CSI ドライバの使用
Active Directory との統合
Active Directory との統合のガイダンスについては、次のページをご覧ください。
- Google Cloudで Active Directory を実行するためのベスト プラクティス
- Active Directory ドメインに自動的に参加するように Windows Server ノードを構成する
- Windows 認証を使用する ASP.NET アプリを GKE Windows コンテナにデプロイする
トラブルシューティング
トラブルシューティングについては、診断情報の収集をご覧ください。
探索
GKE Enterprise で Windows を使用する方法については、次のリソースをご覧ください。
- Migrate to Containersで Windows ワークロードの移行について確認する。
- Google Distributed Cloud で Windows ノードプールを使用する方法を学習する。
パートナー ソリューション
アプリケーションをモダナイズする場合は、既存のツールやワークフローで動作するエンドツーエンドの DevOps 管理エクスペリエンスにもアプリケーションを組み込む必要があります。そのため、Google はさまざまなパートナーと協力して、ビルド、テスト、デプロイ、構成、モニタリングのアプリケーションが Windows コンテナで正しく動作することを確認しています。GKE の Windows コンテナに対応することが確認されているユースケースとパートナー ソリューションを以下に示します。
| ユースケース | 説明 | パートナー |
|---|---|---|
| CI / CD | パートナーの CI/CD ソリューションで、Windows コンテナで実行するアプリケーションをビルド、テスト、デプロイできます。 | |
| オブザーバビリティ | パートナーの ITOps とアプリケーション パフォーマンス管理(APM)ソリューションでは、テレメトリーを収集し、Windows コンテナで管理されるインフラストラクチャとアプリケーションの可視性(ダッシュボード、レポート、分析情報)を提供できます。 | |
| 構成の管理とポリシー | パートナーのソリューションで、 Google Cloud上の Windows アプリケーション向けにシークレット管理またはプロビジョニング機能を提供できます。 | |
| セキュリティ | パートナーのソリューションで、Windows コンテナで実行されるアプリケーションの開発と構成を保護できます。 |