概要

Gemini Enterprise 用の Box コネクタを使用すると、Box データにアクセスしてレコードを操作できます。

サポートされている Box のバージョン

Box コネクタは、Box API バージョン 2024.0 をサポートしています。

必要なスコープ

Gemini Enterprise で Box データストアを使用して検索とデータ取り込みを行うには、次のスコープが必要です。

接続モード スコープ 目的
連携検索 Read all files and folders stored in Box コメントとタスクを取得し、検索用にファイルをプレビューするために必要です。
データの取り込み Read all files and folders stored in Box データの取り込みに必要です。
Manage users ユーザーのリストを取得するために必要です。これにより、個々のユーザー アカウントからファイル、コメント、タスクを取得して取り込むことができます。管理者サービス アカウントは、ユーザーが所有するすべてのファイルにアクセスできるわけではありません。as-user ヘッダーを使用すると、システムが特定のユーザーとして API リクエストを行い、そのユーザーのデータにアクセスできます。
Manage enterprise properties 増分同期機能に必要なスコープです。このスコープにより、Enterprise event stream を使用して取り込みの変更を追跡できます。
Manage groups グループとそのメンバーのリストを取得するために必要です。これは、取り込み中のアクセス制御に不可欠です。

Box の権限を追加する方法については、Box を構成して必要な権限を設定するをご覧ください。

制限事項

  • Box 連携データストアは、検索に Box API を使用します。そのため、検索品質は Box 検索によって提供される結果に依存します。Box API は英語以外の言語に完全には最適化されていない可能性があるため、英語以外の言語では検索品質が制限される可能性があります。このようなシナリオで検索品質を向上させるには、取り込みデータストアを使用します。

  • 既存の Box データストアに VPC Service Controls 境界を適用することはできません。VPC Service Controls を適用するには、データストアを削除して再作成する必要があります。VPSC と、VPC Service Controls を有効にした後にアクションを使用する方法の詳細については、VPC Service Controls でアプリを保護するをご覧ください。

  • Box データストアは、グローバル、米国、EU のロケーションでのみサポートされています。

次のステップ