Looker では、レポート、Look(保存済みの可視化されたクエリ結果)、ダッシュボード(可視化されたクエリ結果を表示するタイルのコレクション)をフォルダに保存します。Looker でレポートを作成したら、[保存して共有] をクリックして、他のユーザーがアクセスできるフォルダに保存することで、レポートを共有できます。これらのフォルダへのアクセスは、アクセスレベルとユーザー権限によって制御されます。レポートを保存すると、そのレポートを別のフォルダに移動またはコピーしたり、削除したりできます。
このページでは、レポートを他のユーザーが Looker でアクセスできるようにフォルダに移動またはコピーして、レポートを共有する手順について説明します。Looker のコンセプトの詳細については、以下のセクションをご覧ください。
レポートの共有に関する注意事項
Looker でレポートを共有する際は、以下の点にご注意ください。
レポートは、5 階層を超えるフォルダにネストされたフォルダには保存できません。また、カスタム アクセスレベルが設定されたフォルダにも保存できません。この制限は、レポートの保存、コピー、移動、およびレポートを含むフォルダのコピーまたは移動に適用されます。たとえば、次のユースケースについて考えてみましょう。
- 親フォルダからフォルダが 10 階層離れたサブフォルダにレポートを保存することはできません。
- レポートを含むフォルダをカスタム アクセスレベルが設定されているフォルダに移動することはできません。
- カスタム アクセスレベルが設定されているフォルダにレポートを移動することはできません。
- アクセスレベルを継承した別のフォルダにフォルダを移動することはできます。
ユーザーは、他のユーザーがアクセスできるフォルダにレポートを移動することで、そのレポートを他のユーザーと共有できます。
オーナー認証情報をサポートする埋め込みデータソース(スプレッドシートや BigQuery など)を含むレポートをコピーすると、データセットの構成エラーが発生する可能性があります。オーナーの認証情報をサポートするデータソースが埋め込まれているレポートはコピーしないことをおすすめします。
コンテンツ アクセスと権限の詳細については、ユーザー コンテンツ アクセスの制御とコンテンツ アクセスと権限の関係をご覧ください。
フォルダのアクセスレベル設定を変更する場合は、フォルダのアクセスレベルの表示と管理をご覧ください。
レポートを移動する
レポートを保存すると、そのレポートを別のフォルダに移動できます。レポートを移動するには、次のいずれかのアクセス権が必要です。
- Looker インスタンスに対する Admin 権限。
- レポートのフォルダに対する Manage Access, Edit アクセスレベル
- レポートを移動するフォルダに対する [Manage Access, Edit] アクセスレベル
レポートを個別に移動することも、複数のレポートを一度に移動することもできます。
レポートを個別に移動する
個々のレポートを新しいフォルダに移動する手順は次のとおりです。
フォルダで、レポートの
その他アイコン オプション メニューをクリックします。フォルダの内容がギャラリー表示になっている場合は、レポートのサムネイルにポインタを合わせると、その他アイコンのアクション メニュー が表示されます。
[移動] オプションを選択して、[レポートの移動] ウィンドウを開きます。
[レポートを移動] ウィンドウで、左側にある最上位のフォルダの名前を選択して移動します。
リストからサブフォルダを選択するか、下位のサブフォルダに移動します。[タイトルでフィルタリング] フィールドにサブフォルダ名を入力して、リストをフィルタリングすることもできます。
[OK] をクリックします。
複数のレポートを移動する
複数のレポートを新しいフォルダに移動する手順は次のとおりです。
フォルダで、移動するレポートの
チェックボックスをオンにします。フォルダの内容がギャラリー表示になっている場合は、レポートのサムネイルにポインタを合わせ、 選択チェックマークにアクセスし、チェックマークを選択して、レポートを一括移動に含めます。
フォルダの [レポート] セクションで [移動] オプションを選択して、[レポートの移動] ウィンドウを開きます。
[レポートを移動] ウィンドウで、左側にある最上位のフォルダの名前を選択して移動します。
リストからサブフォルダを選択するか、下位のサブフォルダに移動します。[タイトルでフィルタリング] フィールドにサブフォルダ名を入力して、リストをフィルタリングすることもできます。
[OK] をクリックします。
レポートをコピーする
レポートをコピーするには、次のいずれかのアクセス権が必要です。
- Looker インスタンスに対する Admin 権限
- レポートのフォルダに対する Manage Access, Edit または View のアクセスレベル
- レポートをコピーするフォルダに対する [Manage Access, Edit] アクセスレベル(親フォルダ以外のフォルダに保存する場合)
レポートを個別にコピーすることも、複数のレポートを一度にコピーすることもできます。
レポートを個別にコピーする
個々のレポートをコピーする手順は次のとおりです。
フォルダで、レポートの
その他アイコン オプション メニューをクリックします。フォルダの内容がギャラリー表示になっている場合は、レポートのサムネイルにポインタを合わせると、その他アイコンのアクション メニュー が表示されます。
[コピー] オプションを選択して [レポートをコピー] ウィンドウを開き、コピーを保存するフォルダを選択します。
[レポートをコピー] ウィンドウで、左側にある最上位のフォルダの名前を選択して移動します。
リストからサブフォルダを選択するか、下位のサブフォルダに移動します。[タイトルでフィルタリング] フィールドにサブフォルダ名を入力して、リストをフィルタリングすることもできます。
[コピー] をクリックします。
複数のレポートをコピーする
複数のレポートをコピーする手順は次のとおりです。
フォルダで、コピーするレポートの
チェックボックスをオンにします。フォルダの内容がギャラリー表示になっている場合は、レポートのサムネイルにポインタを合わせ、 [選択] チェックマークにアクセスして、チェックマークを選択してレポートを一括コピーに含めます。
フォルダの [レポート] セクションで [コピー] オプションを選択して、[レポートのコピー] ウィンドウを開きます。コピーを保存するフォルダを選択します。
[レポートをコピー] ウィンドウで、左側にある最上位のフォルダの名前を選択して移動します。
リストからサブフォルダを選択するか、下位のサブフォルダに移動します。[タイトルでフィルタリング] フィールドにサブフォルダ名を入力して、リストをフィルタリングすることもできます。
[コピー] をクリックします。
レポートの削除
レポートを削除するには、次のいずれかのアクセス権が必要です。
- Looker インスタンスに対する Admin 権限
- レポートのフォルダに対する Manage Access, Edit アクセスレベル
削除されたレポートを復元するには、管理者権限が必要です。削除したコンテンツを復元する方法について詳しくは、管理者用の削除済みと未使用のコンテンツのドキュメント ページをご覧ください。
レポートを個別に削除することも、複数のレポートをまとめて削除することもできます。
レポートを個別に削除する
個々のレポートを削除する手順は次のとおりです。
フォルダで、レポートの
その他アイコン オプション メニューをクリックします。フォルダの内容がギャラリー表示になっている場合は、レポートのサムネイルにポインタを合わせると、その他アイコンのアクション メニュー が表示されます。
[ゴミ箱に移動] オプションを選択します。
[ゴミ箱に移動] ボタンをクリックして確定するか、[キャンセル] ボタンをクリックしてキャンセルします。
複数のレポートを削除する
複数のレポートを削除する手順は次のとおりです。
フォルダで、削除するレポートの
チェックボックスをオンにします。フォルダの内容がギャラリー表示になっている場合は、レポートのサムネイルにポインタを合わせ、 [選択] チェックマークにアクセスして、チェックマークを選択してレポートを一括削除に含めます。
フォルダの [レポート] セクションで、[ゴミ箱に移動] オプションを選択します。
[ゴミ箱に移動] ボタンをクリックして確定するか、[キャンセル] ボタンをクリックしてキャンセルします。