コントロールを使用すると、閲覧者がデータをフィルタしたり、入力を提供したりできるようになるため、レポートがインタラクティブになります。コントロールを使用すると、次のことができます。
- ディメンション値でデータをフィルタする
- パラメータに対するユーザー入力を受け入れる
- レポートの期間を設定する
- データソースで使用されるデータセットを変更する
コントロールの種類
データポータルでは、次の種類のコントロールがサポートされています。
- プルダウン リストと固定サイズのリストを使用すると、閲覧者はフィルタ値のリストから選択できます。
- 入力ボックスを使用すると、閲覧者はフィルタとして使用する値を入力したり、パラメータに入力を提供したりできます。
- 高度なフィルタを使用すると、閲覧者は比較演算子と正規表現を使用して条件付きフィルタを作成できます。
- スライダーを使用すると、閲覧者は数値ディメンションの値の範囲でフィルタできます。
- チェックボックスを使用すると、閲覧者はブール値のディメンションでフィルタしたり、ブール値パラメータの値を設定したりできます。
- プリセット フィルタは、ボタンと組み合わせて使用すると、閲覧者が事前設定されたフィルタをレポートに適用できます。
- 期間設定を使用すると、閲覧者はレポートの期間を調整できます。
- データ管理オプションを使用すると、レポートで使用するデータセットを選択できます。
- ディメンション コントロールを使用すると、レポートを編集しなくても、レポートの閲覧者はグラフのディメンションを変更できます。
- ボタンを使用すると、閲覧者はデータをフィルタしたり、レポートの操作にアクセスしたり、リンクされているコンテンツに移動したりできます。
フィルタとしてのコントロール
フィルタ コントロールは、グラフや表に表示されるレコード数を制限します。レポートにインタラクティブなフィルタを提供することで、閲覧者は最も重要なデータに集中できます。
コントロールをフィルタとして使用する際は、次の点に注意してください。
- フィルタはグラフ レベルではなく、データソース レベルで適用されます。
- フィルタは表示名ではなく、フィールド ID に基づいています。
- 複数のデータソースにわたるフィルタリングでは、追加の設定が必要になる場合があります。
- フィルタはグラフだけでなく、他のコントロールにも適用されます。
- フィルタでは通常、大文字と小文字が区別されますが、コネクタによって異なる場合があります。
これらの考慮事項については、以降のセクションで詳しく説明します。
フィルタはデータソース レベルで適用される
フィルタはグラフ レベルではなく、データソース レベルで適用されます。つまり、フィルタリングするフィールドがグラフの [データ] パネルに表示されていれば、グラフに表示する必要はありません。
フィルタは表示名ではなく、フィールド ID に基づいている
データソースのフィールドには、表示名とフィールド ID の両方があります。フィルタは、フィールドの表示名ではなく、フィールドのフィールド ID に基づいて適用されます。
たとえば、データソースに国ディメンションがあるとします。表示名は「国 」、フィールド ID はデータソース コネクタによって割り当てられた文字列(_abcd123 など)になります。国 =「日本」などのフィルタ オプションを適用すると、データポータルは、ページ上のグラフで使用されているすべてのデータソースで、国フィールドの内部 ID を検索します。 データソースに ID _abcd123 のフィールドが含まれている場合、コントロールはそのフィールドにフィルタを適用します。
上記のコンセプトは、レポート内の複数のグラフでフィルタがどのように機能するか(または機能しないか)を理解するうえで重要です。
複数のデータソースにわたってフィルタする
レポートで 1 つのデータソースのみを使用している場合、コントロールは追加の設定を行わなくてもすべてのグラフをフィルタします。レポートで複数のデータソースを使用している場合、フィルタリングの動作は、これらのデータソース間でフィールド ID が一致するかどうかによって異なります。
次の表に、データソース間のフィルタリングの仕組みをまとめます。
| レポートのグラフで使用されているデータソース | フィールド ID が一致するか | 自動フィルタリング | 例 |
|---|---|---|---|
| 1 つのデータソース | はい | はい | なし |
| 固定スキーマ コネクタからの同じタイプ の複数のデータソース | はい | はい | Google アナリティクス、Google 広告 |
| 異なるタイプ の複数のデータソース、または フレキシブル スキーマ コネクタからのデータソース | いいえ | いいえ (ID の統合が必要) | Google スプレッドシート、BigQuery、またはスプレッドシートとアナリティクスの組み合わせ |
上の表の固定スキーマ コネクタは、Google 広告や Google アナリティクスなどのデータソース コネクタを指します。 固定スキーマ コネクタには、事前定義された構造があります。このコネクタに基づくすべてのデータソースで同じフィールド ID を持つデータソースを作成します。一方、フレキシブル スキーマ コネクタは、ユーザー定義の可変構造を持つデータソースを作成します。フレキシブル スキーマ コネクタの例としては、Google スプレッドシートや BigQuery があります。
レポートに、異なるフレキシブル スキーマ データソースに基づくグラフが含まれていて、コントロールでこれらのデータソースをフィルタする場合は、フィールド ID を手動で統合する必要があります。
フィルタはグラフだけでなく、他のコントロールにも適用される
フィルタはグラフだけでなく、他のコントロールにも適用できます。たとえば、国ディメンションに 1 つのフィルタがあり、キャンペーン ディメンションに 2 つ目のフィルタがあるとします。国 =「フランス」でフィルタすると、キャンペーン ディメンションのフィルタには、フランスで実施されたキャンペーンのみが表示されます。同様に、キャンペーン =「ABC」でフィルタすると、国ディメンションのフィルタには、そのキャンペーンが実施された国のみが表示されます。
フィルタと大文字 / 小文字の区別
一般に、テキスト ディメンションの検索演算子では大文字と小文字が区別されます。ただし、コネクタによって異なる場合があるため、データを使ってテストし、レポートの閲覧者にガイダンスを提供することをおすすめします。大文字と小文字を区別しない正規表現を作成するには、式の先頭に (?i) を追加します。詳しくは、データポータルの正規表現をご覧ください。
入力としてのコントロール
コントロールがパラメータに基づいている場合、コントロールはそのパラメータに入力を提供します。パラメータは、操作(値を直接入力したり、事前定義されたリストから値を選択したりするなど)から値を取得する変数のようなものです。
パラメータを使うと、より動的な計算フィールドを作成できます。たとえば、Sales Target パラメータを作成し、それを入力ボックスのコントロール フィールドとして使用することで、さまざまな販売目標の数値を入力して、予測される掲載結果を可視化できるようになります。そのうえで、条件付き書式ルールを適用して、目立つように結果をハイライト表示することができます。
また、BigQuery データソースを作成するのに使用した基になる SQL クエリや、コミュニティ コネクタを使って作成されたデータソースにパラメータを戻すこともできます。