起動スクリプトについて

起動スクリプトは、仮想マシン(VM)インスタンスの起動時に実行されるコマンドを含むファイルです。Compute Engine では、Linux VM と Windows VM 上で起動スクリプトを実行するためのサポートが提供されています。

前提条件

VM インスタンスのメタデータに保存されているスクリプトを実行するには、ゲスト環境がインストールされて実行されている必要があります。

  • ゲスト環境には、インスタンスのメタデータからスクリプト コンテンツまたは URL を読み取り、実行を開始するゲスト エージェント(Linux の google-guest-agent など)が含まれています。
  • すべての公開 Compute Engine イメージには、ゲスト環境がプリインストールされています。
  • カスタム イメージを作成する場合は、メタデータやその他の Google Cloud 機能のスクリプトが正しく機能するように、Google ゲスト環境を手動でインストールする必要があります。

次の表に、起動スクリプトの使用方法に関するドキュメントへのリンクを示します。

起動スクリプトのタスク 最適な用途 手順へのリンク
起動スクリプトを直接渡す 256 KB までのスクリプト
Linux VM Windows VM
ローカル ファイルから起動スクリプトを渡す 256 KB までのスクリプト
Linux VM Windows VM
Cloud Storage から起動スクリプトを渡す 256 KB を超えるスクリプト
Linux VM Windows VM
起動スクリプトからメタデータにアクセスする 同じスクリプトを使用する VM ごとに異なる値を渡す
Linux VM Windows VM
起動スクリプトを再実行する VM を再起動せずにスクリプトを実行する
Linux VM Windows VM
起動スクリプトの出力を表示する スクリプトの進行状況をモニタリングする
Linux VM Windows VM

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