会話型コマース

Vertex AI Search for Commerce には、会話型の商品フィルタリングと会話型コマース エージェントという 2 つの会話機能があります。会話型の商品フィルタリングは、構造化された質問でユーザーをガイドして検索を絞り込みます。一方、会話型コマース エージェントは、オープンエンドのチャット エクスペリエンスを実現します。

1 つの API エンドポイントで 2 つの会話機能

どちらの機能も conversationalSearch API エンドポイントを利用しています。

会話型の商品フィルタリング

  • ユースケース: 「ドレス」などの広範な検索を「何色ですか?」などの質問で絞り込むようユーザーに促します。

  • インタラクション モデル: 構造化された多肢選択式の質問と回答を反映します。

会話型フィルタリングの詳細については、会話型の商品フィルタリングをご覧ください。

会話型コマース エージェント

  • ユースケース: 「パーティーの計画を手伝って」などの自然言語による自由形式のチャット エクスペリエンスを実現します。

  • インタラクション モデル: AI が生成したテキストの回答、動的な検索候補、フォローアップの質問が含まれます。

インタラクティブな会話型検索機能の詳細については、会話型コマース エージェントのセクションをご覧ください。

どちらの機能も、並列 API 呼び出しによる会話を可能にします

会話型 API は商品検索結果を返しません。会話体験を提供することを目的としています。

アプリケーションは、ユーザー操作ごとに 2 つの個別の並列 API 呼び出しを行う必要があります。このアーキテクチャは、商品フィルタリングと会話型コマース エージェントの両方にとって不可欠です。

Conversational API:

  • エンドポイント conversationalSearch があります。
  • フォローアップの質問、テキストによる回答、クエリの絞り込みが可能になります。
  • conversation_idfollowup_questionconversational_text_response などのフィールドを返します。

Search API:

  • エンドポイント search があります。
  • ユーザーに表示する商品のリストを取得します。
  • 商品結果の標準リストを返します。

どちらの機能もコアフィールド conversation_id を使用します。

conversation_id は、単一の会話セッションの状態と履歴を維持するための鍵です。

  • 初回リクエスト: conversation_id なしで最初のクエリを送信します。
  • レスポンス: API は新しい conversation_id を返します。
  • 対応: クライアントサイドのセッション ストレージに保存します。
  • 後続のリクエスト: 同じセッション内のすべてのフォローアップのやり取りについて、保存した conversation_id をリクエストで送信する必要があります。これにより、システムは「ユーザーはすでに黄色のドレスを希望している」などのコンテキストを理解できます。

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