新しいインスタンスを作成する際は、Cloud SQL エディションを選択する必要があります。選択したエディションは、インスタンスで使用できるマシンシリーズとロケーションに影響します。新しいインスタンスを作成するための要件と作成前に決定する必要のある事項の詳細については、計画と準備の概要をご覧ください。
Cloud SQL for SQL Server のエディションでは、ティアベースの料金モデルが使用されます。ビジネスとアプリケーションのニーズに対応するため、エディションごとに異なるパフォーマンス、可用性、オブザーバビリティ、データ保護の特性を提供します。Cloud SQL には次のエディションがあります。
- Cloud SQL Enterprise Plus エディション: アプリケーションを実行するためのパフォーマンス、可用性、オブザーバビリティが強化されています。このエディションには、Cloud SQL のコア機能も含まれています。
- Cloud SQL Enterprise エディション: Cloud SQL のすべてのコア機能を備えており、可用性とパフォーマンスの要件が厳格ではないアプリケーションに適しています。
Cloud SQL のエディションと Cloud SQL Enterprise Plus エディションで提供される機能強化の詳細については、Cloud SQL エディションの概要をご覧ください。
Cloud SQL の主な機能
次の表に、Cloud SQL Enterprise エディションと比較した Cloud SQL Enterprise Plus エディションの主な機能強化の概要を示します。
| Cloud SQL Enterprise Plus エディション | Cloud SQL Enterprise エディション | |
|---|---|---|
| データベース バージョン | SQL Server 2022 Enterprise SQL Server 2019 Enterprise |
SQL Server 2022(Standard、Enterprise、Express、Web) SQL Server 2019(Standard、Enterprise、Express、Web) SQL Server 2017(Standard、Enterprise、Express、Web) |
| 可用性 SLA | 99.99%(メンテナンスを含む) | 99.95%(メンテナンスを除く) |
| パフォーマンス | ||
| マシンシリーズ | N2 メモリ最適化 N2 |
汎用専用コア N4 |
| マシン構成の上限 | N2 マシンシリーズ
最大 128 vCPU RAM 最大 864 GB コア対メモリ比率 1:8
メモリ最適化 N マシンシリーズ
|
汎用専用コア 最大 96 vCPU RAM 最大 624 GB コア対メモリ比率 1:6.5 N4 マシンシリーズ 最大 80 vCPU RAM 最大 624 GB コア対メモリ比率 1:8 |
| データ キャッシュ |
○ | × |
| ポイントインタイム ログの保持 |
最長 35 日 | 最長 7 日 |
| 可用性 | ||
| メンテナンスによるダウンタイム | 1 秒未満 | 120 秒未満 |
| 計画的なオペレーションのダウンタイム |
1 秒未満のダウンタイム | 数分 |
| 高度な障害復旧(DR) |
○ | × |
| 高度な障害復旧(DR)の書き込みエンドポイント |
○ | × |
| 書き込みエンドポイントの接続性 |
○ | × |
| オブザーバビリティ | ||
| AI を活用したトラブルシューティング |
○ | × |
| Query insights |
30 日間の指標保持 1 MB のクエリ長 クエリプラン サンプル最大 200 個 待機イベントの分析 インデックス アドバイザーの推奨事項 |
7 日間の指標保持 4,500 バイトのクエリ長 クエリプラン サンプル最大 20 個 |
| エンハンスト Recommender |
○ | × |
次のステップ
- 新しいインスタンスを作成するための計画と準備。
- Cloud SQL のエディションの概要。
- マシンシリーズの概要。
- 新しいインスタンスの作成。