AlloyDB Omni の単一インスタンス インストールは、RHEL 9 ランタイムをサポートする任意の Linux マシンまたはベアメタル サーバーで実行できます。
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始める前に
AlloyDB Omni をインストールする前に、AlloyDB Omni のインストールを計画するをご覧ください。
AlloyDB Omni がデータを保存するディレクトリを作成する
AlloyDB Omni と他のアプリケーションを一緒に実行するストレージ システムを使用している場合は、デバイスの既存のファイル システムに AlloyDB Omni ディレクトリを作成できます。それ以外の場合は、専用デバイスに新しいファイル システムを作成できます。
既存のファイル システム
既存のファイル システムにディレクトリを作成するには、次のコマンドを実行します。
mkdir -p DATA_DIR次の変数を置き換えます。
- DATA_DIR: データが保存されているホスト ディレクトリ パス。
専用デバイス
専用ファイル システムにディレクトリを作成する手順は次のとおりです。
ディスクをマウントするホストにディレクトリを作成します。
mkdir -p MOUNT_POINT次の変数を置き換えます。
- MOUNT_POINT: AlloyDB Omni インスタンスを含む最上位ディレクトリ パス。
gptパーティション テーブルとファイル システムを作成し、ディスク デバイスをマウントします。EXT4
parted -s DEVICE_PATH mklabel gptparted -s DEVICE_PATH mkpart primary 0% 100%mkfs.ext4 -q -m 1 -L FS_LABEL -F PARTITION_PATHecho -e "LABEL=FS_LABEL\tMOUNT_POINT\text4\tdefaults\t0 0" | tee -a /etc/fstabmount MOUNT_POINT次の変数を置き換えます。
- DEVICE_PATH: オペレーティング システムによってディスク デバイスに割り当てられたパス。
- FS_LABEL: ファイル システムのラベル。
xfsの最大長は 12 文字です。 - PARTITION_PATH: ファイル システム データの保存に使用されるディスク パーティションのパス。
XFS
parted -s DEVICE_PATH mklabel gptparted -s DEVICE_PATH mkpart primary 0% 100%dnf install xfsprogsmkfs.xfs -L FS_LABEL -f PARTITION_PATHecho -e "LABEL=FS_LABEL\tMOUNT_POINT\txfs\tdefaults\t0 0" | tee -a /etc/fstabmount MOUNT_POINT次の変数を置き換えます。
- DEVICE_PATH: オペレーティング システムによってディスク デバイスに割り当てられたパス。
- FS_LABEL: ファイル システムのラベル。
ext4の最大長は 16 文字です。 - PARTITION_PATH: ファイル システム データの保存に使用されるディスク パーティションのパス。
このファイル システムにデータ ディレクトリを作成します。
DATA_DIRはマウント ポイント内のサブディレクトリ(MOUNT_POINT/17など)として作成することをおすすめします。mkdir -p DATA_DIRDATA_DIRは、データベース関連のデータを保存するホスト ディレクトリ パスに置き換えます(例:MOUNT_POINT/17)。
SELinux ポリシーを構成する
AlloyDB Omni RPM パッケージのインストール時に AlloyDB Omni データベース サービスを許可するように SELinux ポリシーが構成されるように、必要な policycoreutils-python-utils パッケージをインストールします。
AlloyDB Omni をインストール
ローカル ディレクトリに YUM リポジトリを構成します。
sudo tee -a /etc/yum.repos.d/alloydbomni.repo << EOF [alloydbomni] name=alloydbomni baseurl=ALLOYDB_OMNI_URL enabled=1 repo_gpgcheck=0 gpgcheck=1 gpgkey=https://dl.google.com/linux/linux_signing_key.pub EOF $ sudo yum makecache
ALLOYDB_OMNI_URLは、アクセスに登録した後に受け取る AlloyDB Omni の URL に置き換えます。AlloyDB Omni RPM パッケージをインストールします。
sudo dnf install alloydbomni17AlloyDB Omni データベースを初期化して構成します。
sudo PGPASSWORD=POSTGRES_PASSWORD PGDATA=DATA_DIR /usr/lib/postgresql/17/bin/alloydbomni17-setup initdb必要に応じて、標準の
initdbオプションをPOSTGRES_INITDB_ARGS変数の単一の文字列として渡すことができます。AlloyDB Omni データベースを準備します。
sudo PGPASSWORD=POSTGRES_PASSWORD /usr/lib/postgresql/17/bin/alloydbomni17-setup preparedb省略可。AlloyDB Omni サービスの実行を最適化するには、次のコマンドを実行します。
sudo /usr/lib/postgresql/17/bin/alloydbomni17-setup-hostAlloyDB Omni
systemdサービスを開始します。sudo systemctl enable alloydbomni17 $ sudo systemctl start alloydbomni17AlloyDB Omni サービスが正常に実行されているかどうかを確認します。
sudo systemctl status alloydbomni17レスポンスの例を次に示します。ステータスがアクティブ(実行中)であることを確認します。
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/alloydbomni17.service; enabled; preset: disabled) Drop-In: /etc/systemd/system/alloydbomni17.service.d Active: active (running) since Wed 2025-11-19 07:37:31 UTC; 1 day 6h ago " Process: 120228 ExecStartPre=/usr/lib/postgresql/17/bin/alloydbomni17-check-db-dir ${PGDATA} (code=exited, status=0 SUCCESS) Main PID: 120231 (postgres) Tasks: 19 (limit: 203438) Memory: 161.7M (peak: 170.0M) CPU: 28min 10.149s CGroup: /system.slice/alloydbomni17.service ├─120231 /usr/lib/postgresql/17/bin/postgres -D /var/lib/postgresql/17/data ├─120232 "postgres: alloydb internal logger " ├─120233 "postgres: checkpointer " ├─120234 "postgres: background writer " ├─120237 "postgres: walwriter " ├─120243 "postgres: lux wal preallocator " ├─120244 "postgres: autovacuum launcher " ├─120246 "postgres: free buffer manager " ├─120247 "postgres: buffer control "