データ所在地とエンドポイント

このドキュメントでは、Model Armor が利用可能な各ロケーションでデータ所在地が適用されるタイミングについて説明します。データ所在地では、データを保存して処理する地理的リージョンを指定できます。これにより、データがそのロケーションに保持されます。Model Armor は、データの処理場所を制御し、さまざまな規制の遵守をサポートします。

Model Armor は次の種類のデータを処理します。

  • コアデータ: Model Armor が処理するプライマリ データ。データ所在地に最も関連性が高く、プロンプト、レスポンス、入力ファイルが含まれます。

  • 構成データ: Model Armor がプロンプトとレスポンスのスキャンに使用するルール、フィルタ、しきい値などのテンプレートとフロア設定の構成。

データ所在地が適用される方法とタイミング

Model Armor のデータ所在地を有効にすると、データが次のいずれかの状態にあるときに、指定されたロケーション内にデータが保持されます。

  • 保存時: データが永続ストレージに commit されると、データは保存時になります。

  • 使用中: データがメモリ内にある場合、データは使用中です。

  • 転送中: データが Google のネットワーク境界(Google Front End(GFE)など)に出入りしている場合、データは転送中であり、Transport Layer Security(TLS)で暗号化されています。

次の表に、各リージョンでデータ所在地管理が適用される時期を示します。

地域 保存時 使用中 移動中
us-central1 はい はい はい
us-east1 はい はい はい
us-east4 はい はい はい
us-west1 はい はい はい
europe-west1 はい はい はい
europe-west2 はい いいえ いいえ
europe-west3 はい はい はい
europe-west4 はい はい はい
asia-south1 はい いいえ いいえ
asia-southeast1 いいえ ×

リージョン エンドポイント

リージョン エンドポイントは、特定のロケーションにあるリソースへのアクセスを提供します。リージョン エンドポイントを使用すると、リクエストはエンドポイントのロケーションに直接転送されます。リージョン エンドポイントを使用して、他のロケーションのリソースにアクセスすることはできません。

リージョン エンドポイントを使用すると、リソースが保存中、使用中、転送中の場合に、データ所在地の制御を適用できます。各リージョン エンドポイントは次の形式を使用します。

modelarmor.LOCATION.rep.googleapis.com

LOCATION は、サポートされているロケーションに置き換えます。サポートされているロケーションについては、ロケーションをご覧ください。