割り当てと上限

このドキュメントでは、Managed Service for Microsoft Active Directory に適用される上限とリクエストの割り当てについて説明します。

Google Cloud では、リソースの使用や可用性における公平性を保って急激な変動を抑えるために、割り当てが使用されています。割り当ては、 Google Cloud プロジェクトで使用できるGoogle Cloud リソースの量を制限します。割り当ては、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク コンポーネントなど、さまざまなリソースタイプに適用されます。たとえば、割り当てによって、サービスへの API 呼び出しの数、プロジェクトで同時に使用されるロードバランサの数、作成可能なプロジェクトの数を制限できます。割り当てを適用することで、サービスの過負荷を防ぎ、Google Cloud ユーザーのコミュニティを保護します。割り当ては、自組織で使用している Google Cloud リソースの管理にも役立ちます。

Cloud Quotas システムは次のことを行います。

ほとんどの場合、割り当ての許容量を超えるリソースを消費しようとすると、システムによってリソースへのアクセスがブロックされ、実行しようとしているタスクは失敗します。

割り当ては通常、 Google Cloud プロジェクト レベルで適用されます。あるプロジェクトでリソースを使用しても、別のプロジェクトで使用可能な割り当てに影響することはありません。 Google Cloud プロジェクト内では、すべてのアプリケーションと IP アドレスで割り当てが共有されます。

詳細については、Cloud Quotas の概要をご覧ください。

マネージド Microsoft AD のリソースにもシステムの上限があります。システムの上限は変更できません。

割り当て

割り当て
リクエスト 1 プロジェクト、1 分あたり 60 回のリクエスト

また、マネージド Microsoft AD が Cloud DNS を使用するので、Cloud DNS の割り当ても適用されます。

割り当てを確認する

プロジェクト用の現在のリソースの割り当て量は、 Google Cloud コンソールの [割り当て] ページで確認できます。

上限

上限 メモ
1 プロジェクトあたりの、Google が管理する Microsoft AD ドメインの数 2 この上限を引き上げるには、Google Cloud サポートにお問い合わせください。
1 ドメインあたりのリージョン数 4

また、マネージド Microsoft AD が VPC ネットワーク ピアリングを使用するので、VPC ネットワーク ピアリングに関する上限も適用されます。