Microsoft Teams データストアを設定する

このページでは、データストアを作成して Microsoft Teams を Gemini Enterprise に接続する方法について説明します。

始める前に

Microsoft Teams データストアを設定する前に、次のことを確認してください。

  1. ディスカバリー エンジン編集者ロール(roles/discoveryengine.editor)を付与します。このロールは、ユーザーがデータストアを作成する際に必要になります。このロールを付与する手順は次のとおりです。

    1. Google Cloud コンソールで、[IAM] ページに移動します。

      [IAM] に移動

    2. ユーザー アカウントを見つけて、編集 [編集] アイコンをクリックします。
    3. ユーザーに Discovery Engine Editor ロールを付与します。 詳細については、IAM のロールと権限をご覧ください。

  2. Microsoft Entra ID で Gemini Enterprise を OAuth 2.0 アプリケーションとして登録し、次の認証情報を取得します。

    • クライアント ID

    • クライアント シークレット

    • テナント ID

  3. Microsoft Teams 管理者の同意を得て、Microsoft Graph アプリケーション権限を構成します。

  4. 次の URL をウェブ コールバック URL として追加します。

    • https://vertexaisearch.cloud.google.com/oauth-redirect

Microsoft Teams データストアを作成する

Microsoft Teams データストアを作成する手順は次のとおりです。

  1. Google Google Cloud コンソールで、[Gemini Enterprise] ページに移動します。

    Gemini Enterprise

  2. Google Cloud プロジェクトを選択するか作成します。

  3. ナビゲーション メニューで [データストア] をクリックします。

  4. [データストアを作成] をクリックします。

  5. [ソース] で [Microsoft Teams] を検索し、[選択] をクリックします。

  6. [データ] セクションで、次の操作を行います。

    1. [接続モード] セクションで、[フェデレーション検索] を選択します。
    2. [認証の設定] セクションで、認証を構成します。

      1. 次の認証情報を入力します。

        • クライアント ID: Microsoft Entra ID に登録されているアプリケーションの固有識別子。
        • クライアント シークレット: Microsoft Entra ID での OAuth 2.0 アプリケーション登録プロセスで生成された秘密鍵。
        • テナント ID: Microsoft 365 または Azure 環境の固有識別子。

        クライアント ID、クライアント シークレット、テナント ID の取得方法については、クライアント ID とクライアント シークレットを取得するテナント ID を取得するをご覧ください。検索の実行に必要な最小権限については、最小権限をご覧ください。

      2. [ログイン] をクリックして、Microsoft へのログインを完了します。

      3. [続行] をクリックします。

    3. [詳細オプション] で、次の操作を行います。

      1. [Azure テナント]: テナント ID を入力します。このフィールドは必須で、[認証の設定] セクションで指定したテナント ID と一致している必要があります。
      2. [すべてのグループを含める]: 省略可: このチェックボックスをオンにして組織内のすべてのグループを一覧表示するか、ログインしているユーザーがメンバーになっているグループのみを一覧表示することができます。
      3. [すべてのユーザーを含める]: 省略可: このチェックボックスをオンにして組織内のすべてのユーザーを一覧表示するか、ログインしているユーザーのみを一覧表示することができます。
      4. [続行] をクリックします。
    4. [検索するエンティティ] セクションで、検索するすべてのエンティティをリストから選択します。1 つ以上のエンティティを選択する必要があります

  7. [続行] をクリックします。

  8. [構成] セクションで、次の操作を行います。

    1. [マルチリージョン] リストから、データコネクタのロケーションを選択します。
    2. [データコネクタ名] フィールドに、コネクタの名前を入力します。
    3. ロケーションとして US または EU を選択した場合は、暗号化設定を行います。
      • 省略可: 単一リージョンの鍵を構成していない場合は、[設定ページに移動] をクリックして構成します。詳細については、サードパーティ コネクタの単一リージョンの鍵を登録するをご覧ください。
      • [Google管理の暗号鍵] または [Cloud KMS 鍵] を選択します。
      • [Cloud KMS 鍵] を選択した場合:
        • [鍵管理のタイプ] リストで、適切なタイプを選択します。
        • [Cloud KMS 鍵] リストで、鍵を選択します。
      詳細については、顧客管理の暗号鍵をご覧ください。

  9. [続行] をクリックします。

  10. [お支払い] セクションで、[全般的な料金] または [構成可能な料金] を選択します。詳細については、プロジェクトの課金ステータスを確認するライセンスをご覧ください。

[データストア] ページで、データストア名をクリックしてステータスを確認します。データストアの状態が [作成中] から [アクティブ] に変わると、Microsoft Teams コネクタを使用できるようになります。

データストアを作成したら、アプリを作成し、Microsoft Teams データストアに接続します。クエリを実行する前に Gemini Enterprise を Microsoft Teams に対して承認します。

検索の実行に必要な権限については、最小権限をご覧ください。

データの取り扱いとクエリの実行

このセクションでは、Gemini Enterprise がクエリを管理する方法と、フェデレーション データストアの使用によるプライバシーへの潜在的な影響について説明します。

クエリ実行

Microsoft Teams を承認した後、Gemini Enterprise に検索クエリを送信すると、次のようになります。

  • Gemini Enterprise は、検索クエリを Microsoft API に直接送信します。
  • Gemini Enterprise は、結果を他の接続されたデータソースからの結果と統合して、包括的な検索結果を表示します。

データの取り扱い

サードパーティのフェデレーション検索を使用する場合、次のデータ取り扱いルールが適用されます。

  • クエリ文字列がサードパーティの検索バックエンド(Microsoft API)に送信されます。
  • これらのサードパーティは、クエリをユーザーの ID に関連付ける場合があります。
  • 複数のフェデレーション検索データソースが有効になっている場合、クエリはそれらすべてに送信されることがあります。
  • データがサードパーティ システムに到達すると、そのシステムの利用規約とプライバシー ポリシーが適用されます。

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