このチュートリアルでは、Certificate Manager を使用して、リージョン外部アプリケーション ロードバランサまたはリージョン内部アプリケーション ロードバランサにセルフマネージド証明書をデプロイする方法について説明します。
グローバル外部ロードバランサまたはクロスリージョン ロードバランサにデプロイする場合は、以下をご覧ください。
セルフマネージド証明書を Certificate Manager にアップロードします。
証明書を Certificate Manager にアップロードする手順は次のとおりです。
コンソール
Google Cloud コンソールで、[Certificate Manager] ページに移動します。
[証明書] タブで、[証明書を追加] をクリックします。
[証明書名] フィールドに、証明書の一意の名前を入力します。
省略可: [説明] フィールドに証明書の説明を入力します。説明は、証明書を識別するために使用します。
[ロケーション] で [リージョン] を選択します。
[リージョン] リストでリージョンを選択します。
[証明書の種類] で [セルフマネージド証明書を作成する] を選択します。
[証明書] フィールドについて、次のいずれかを行います。
- [アップロード] ボタンをクリックし、PEM 形式の証明書ファイルを選択します。
- PEM 形式の証明書のコンテンツをコピーして貼り付けます。コンテンツは
-----BEGIN CERTIFICATE-----
で始まり、-----END CERTIFICATE-----
で終わる必要があります。
[秘密鍵証明書] フィールドで、次のいずれかを行います。
- [アップロード] ボタンをクリックし、秘密鍵を選択します。秘密鍵は PEM 形式で、パスフレーズで保護されていない必要があります。
- PEM 形式の秘密鍵のコンテンツをコピーして貼り付けます。秘密鍵は
-----BEGIN PRIVATE KEY-----
で始まり、-----END PRIVATE KEY-----
で終わる必要があります。
[ラベル] フィールドで、証明書に関連付けるラベルを指定します。ラベルを追加するには、[
ラベルを追加] をクリックして、ラベルのキーと値を指定します。[作成] をクリックします。
新しい証明書が証明書のリストに表示されます。
gcloud
リージョン セルフマネージド証明書を作成するには、certificate-manager certificates create
コマンドを実行します。
gcloud certificate-manager certificates create CERTIFICATE_NAME \ --certificate-file="CERTIFICATE_FILE" \ --private-key-file="PRIVATE_KEY_FILE" \ --location="LOCATION"
以下を置き換えます。
CERTIFICATE_NAME
: 証明書の名前。CERTIFICATE_FILE
: CRT 証明書ファイルのパスとファイル名。PRIVATE_KEY_FILE
: KEY 秘密鍵ファイルのパスとファイル名。LOCATION
: ターゲット Google Cloud ロケーション。
Terraform
セルフマネージド証明書をアップロードするには、self_managed
ブロックを含む google_certificate_manager_certificate
リソースを使用します。
API
次のように、certificates.create
メソッドに POST
リクエストを送信して、証明書をアップロードします。
POST /v1/projects/PROJECT_ID/locations/LOCATION/certificates?certificate_id=CERTIFICATE_NAME { self_managed: { pem_certificate: "PEM_CERTIFICATE", pem_private_key: "PEM_KEY", } }
次のように置き換えます。
PROJECT_ID
: Google Cloud プロジェクトの IDCERTIFICATE_NAME
: 証明書の名前。PEM_CERTIFICATE
: 証明書の PEM。PEM_KEY
: 鍵の PEM。LOCATION
: ターゲット Google Cloud ロケーション。
セルフマネージド証明書をロードバランサにデプロイする
セルフマネージド証明書をデプロイするには、ターゲット プロキシに直接関連付けます。
証明書をターゲット プロキシに直接添付する
証明書は、新しいターゲット プロキシまたは既存のターゲット プロキシに接続できます。
証明書を新しいターゲット プロキシに添付するには、gcloud compute
target-https-proxies create
コマンドを使用します。
gcloud compute target-https-proxies create PROXY_NAME \ --certificate-manager-certificates=CERTIFICATE_NAME \ --url-map=URL_MAP \ --region=LOCATION
以下を置き換えます。
PROXY_NAME
: ターゲット プロキシの名前CERTIFICATE_NAME
: 証明書の名前。URL_MAP
: URL マップの名前。ロードバランサの作成時に URL マップを作成しました。LOCATION
: HTTPS ターゲット プロキシを作成するターゲット Google Cloud ロケーション。
既存のターゲット HTTPS プロキシに証明書を関連付けるには、gcloud
compute target-https-proxies update
コマンドを使用します。既存のターゲット プロキシの名前がわからない場合は、[ターゲット プロキシ] ページに移動して、ターゲット プロキシの名前を確認します。
gcloud compute target-https-proxies update PROXY_NAME \ --region=LOCATION \ --certificate-manager-certificates=CERTIFICATE_NAME
ターゲット プロキシを作成または更新したら、次のコマンドを実行して確認します。
gcloud compute target-https-proxies list
クリーンアップ
このチュートリアルで使用したリソースについて Google Cloud アカウントに課金されないようにするには、アップロードした証明書を削除します。
gcloud certificate-manager certificates delete CERTIFICATE_NAME
CERTIFICATE_NAME
は、ターゲット証明書の名前に置き換えます。
ロードバランサを使用する予定がない場合は、ロードバランサとそのリソースを削除します。ロード バランシングの設定をクリーンアップするをご覧ください。